物流施設専門の不動産開発会社であるプロロジス(東京都港区、社長:ジェフリー・H・シュワルツ氏)は24日、大阪市が分譲を予定していた舞洲(まいしま)の都市機能用地(7万8,763平方メートル、約2万3,590坪)を購入。同地に物流施設「プロロジスパーク舞洲」を開発すると発表した。
同施設は、大阪港では「プロロジスパーク大阪」(大阪市住之江区)に続く、2件目の大型物流施設開発プロジェクト。国内では20件目のプロジェクトとなる。プロロジスパーク大阪から、6.4キロメートル、大阪都市圏の中心からおよそ8.7キロメートル、関西国際空港からは28キロメートルの場所に位置し、阪神高速湾岸および淀川左岸線に直結、またJR安治川口駅にも近いことから、交通アクセスに恵まれた立地特性を有している。
同施設の着工日や具体的な内容などについては現在計画中とのことだが、立地に優れ、容積率も300%と高く、敷地が広大なことから、複数テナントが利用可能で環境に優しいマルチテナント型物流施設の開発も想定しているという。
近年大阪港は、中国市場の拡大などを受け、国際コンテナ貨物を中心とした物流量が激増しており、国際物流市場としての今後の成長が見込まれている。同施設の開発で同社では、国内外のロジスティクス、サプライチェーンマネジメントの効率化の実現させ、顧客のニーズに応えていくと同時に、大阪港の発展、大阪経済の活性化に貢献していくとしている。