三菱地所(株)は15日、「麻布台パークハウス」(東京都港区、総戸数165戸)のモデルルームを31日にオープン、一般販売を11月下旬より開始すると発表した。
同物件は、プライベート会員制組織の東京アメリカンクラブの施設老朽化に伴う再開発事業として計画が進められてきた定期借地権付き高級マンション。東京アメリカンクラブの新施設に併設する形で2011年に竣工する予定。
東京メトロ南北線・都営大江戸線「麻布十番」駅徒歩6分に位置。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上11階地下6階建て、敷地面積1万3,338.87平方メートル、延床面積5万7,947.14平方メートル。
“We”というコンセプトのもと、住むことだけにとどまらない新たな価値基準を持つ住まいを実現するため、絆やコミュニティを育める新しいライフスタイルを持った住生活環境の創造をめざす。マンション全体は、アメリカンクラシックを基調としたインテリアデザインで統一。共用部にはアメリカンクラブを再現したメインサロン、レセプションホールも設ける。専用部は68タイプのプランと4種のカラーセレクトが可能。また、日中は日英バイリンガル対応のコンシェルジュが1名常勤するなどのホテルライクなフロントサービスなども提供する。
住戸は44.44~325.13平方メートルで、間取りはstudio~4LDK。販売価格は6,500万~8億4,000万円、坪単価は約600万円。09年の7月より開始した東京アメリカンクラ会員優先販売(56戸)は約400件強の問い合わせ、約200件の来場者と好調に推移している。
15日に開かれた発表会であいさつした同社常務執行役員の中島 洋氏は「『東京アメリカンクラブ』とのコラボレーションで、新たなコミュニティ創出を提示していきたい」と述べた。