ミサワホーム(株)は3月31日、ミサワホーム北海道(株)と共同で推進している、国土交通省「平成21年度(第2回)住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択された「ミサワホーム省CO2住宅」プロジェクトの事業採択住宅15棟のうち、札幌市と千歳市内の分譲地に8棟が完成したと発表した。
同プロジェクトでは、電気熱源とガス熱源の2タイプを提案。両タイプとも、外壁部分は通常の90mmではなく120mm厚の高断熱仕様とした木質パネルを使用。開口部は、樹脂Low-Eガラス入りサッシとし、暖房・給湯の熱源として、電気熱源タイプは電力利用効率の高いヒートポンプを、ガス熱源タイプはガス利用効率の高い潜熱回収型機器を使用した。
一次エネルギー消費量の基準達成率は、電気熱源タイプが169%、ガス熱源タイプが167%。「CASBEE-すまい(戸建)」の格付けでも、2番目のAランクを達成し、高い省エネルギーおよび環境性能を実現している。
5月には札幌市、室蘭市、岩見沢市の分譲地にて残りの7棟(電気熱源タイプ5棟・ガス熱源タイプ2棟)が竣工予定。併せて、一部分譲地にて「まちづくりガイドライン」を設け、分譲地内の積極的な緑化を推進し、住民に対する省CO2の啓発を行なっていく。