東急不動産(株)が2010年から開発を進めてきた商業施設「東急プラザ 表参道原宿」(東京都渋谷区)が、18日に開業した。
同施設は、JR山手線「原宿」駅徒歩4分、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅徒歩1分、明治通りと表参道が交差する「神宮前」交差点角地に立地する、地上7階地下2階建ての商業施設。延床面積は約1万1,000平方メートル。
初出店・新業態を取り揃えた27のテナントで構成する。ファッションブランドの「TOMMY HILFIGER」など3ブランドの旗艦店や、“世界一の朝食”と称されるリコッタパンケーキなどを提供する「bills(ビルズ)」などが入居。旬なモノ・コトを発信・提案するポップアップスペース「OMOHARA STATION」を設置し、人気ブランドの日本初上陸や最旬ブランドショップなどを紹介していく。
また、屋上テラス「おもはらの森」をはじめ、自然を感じられる7つのテラスを設置するなど、明治神宮の森や表参道の欅並木などエリア周辺との環境親和性を高めているのも特徴。
オープニングイベントで挨拶した東急不動産代表取締役社長の金指 潔氏は「この地は、昔から日本のファッションやトレンドの発信地だった。当施設も『“ここでしか”“ここだから”をカタチに』をキーワードに、一大情報発信地として世界に情報を発信し、お客様や地域に愛される店としたい。24日に開業する東京急行電鉄の『渋谷ヒカリエ』とともに、東急グループ総力を挙げ、渋谷・表参道・原宿といういわゆる“グレーター渋谷”のバリューを高め、まちの発展に寄与したい」などと抱負を語った。
テープカットには、渋谷区長の桑原敏武氏、同施設のイメージキャラクターを務めるモデルの太田莉奈さん、女優の佐々木 希さんなども参加。開業に華を添えた。なお、同社は、初年度来場者数400万人、売上目標90億円を見込んでいる。