不動産ニュース / リフォーム

2012/9/24

東京・西日暮里で築46年の元社員寮を1棟リノベーション/Rバンク

複合リノベーションビル「東京コミュ+」外観。全体を白で塗装して、全面の建物入口部分は赤のポイントカラーを施した
複合リノベーションビル「東京コミュ+」外観。全体を白で塗装して、全面の建物入口部分は赤のポイントカラーを施した
シェアハウスの1室。白を基調とした内装に木製で輸入もののベッド、床材を採り入れている
シェアハウスの1室。白を基調とした内装に木製で輸入もののベッド、床材を採り入れている
賃貸住宅の「インナーテラス(土間)のある部屋」。部屋の奥を土間としている
賃貸住宅の「インナーテラス(土間)のある部屋」。部屋の奥を土間としている
屋上にはウッドデッキを設置、ビル全体のコミュニティスペースに。撮影当日は悪天候のため霞んでいるが、天候の良い日はスカイツリーも見えるという
屋上にはウッドデッキを設置、ビル全体のコミュニティスペースに。撮影当日は悪天候のため霞んでいるが、天候の良い日はスカイツリーも見えるという

 (株)Rバンクは21日、築46年のビルを1棟リノベーションした複合ビル「東京コミュ+」(東京都荒川区)のシェアハウスと賃貸住宅、屋上テラス部分の完成内覧会を開催した。

 同物件は、鉄筋コンクリート造5階建て、京成本線「新三河島」駅から徒歩6分、JR・東京メトロ東西線「西日暮里」駅から徒歩9分に立地。もともとは企業の女子寮であった物件を「幅広い人が集う場所」をテーマに店舗(1階)、オフィス(2階)、賃貸住宅(3~4階)、シェアハウス(5階)といった多用途の複合ビルにリノベーションしたもの。

 賃貸住宅(11戸、うち2戸ペット可)は、専有面積が21.87~33.12平方メートル、間取りが1R・1K。「インナーテラス(土間)のある部屋」「可動収納のある部屋」「ロールスクリーンで仕切れる部屋」「コンパクトな部屋」の4パターンを用意、さまざまなライフスタイルに対応できるようにした。単身者や2人住まいがターゲットで、賃料は6万7,000~9万円(別途共益費7,000円など必要)。

 シェアハウス(7室)は、専有面積9.96~10.31平方メートル。これまで同社が数多く手掛けてきた女性専用シェアハウスではなく、多様な人を集めるというコンセプトに沿って、男女共用のシェアハウスとした。各居室には、ベッド、照明、エアコン、デスク、チェア、カーテンとインターネット環境などを完備。水回りは2ヵ所用意し、男女で分離させている。LDKとバルコニーを交流スペースとしていく計画で、賃料は5万5,000~6万3,000円(別途共益費1万3,000円など必要)。

 屋上テラスは、ビル全体の入居者が集える場所としてウッドデッキを敷いたコミュニティスペースとした。スカイツリーや隅田川花火大会が観覧できるほか、バーベキューなどイベントも随時開催する予定。通常時も10~22時まで開放する。

 いずれも天井・壁は躯体には塗装を施すだけ、サッシはそのまま使用など既存の素材を生かした改装を実施。床、つくり付け収納などは海外からの輸入無垢材を使用している。事務所・オフィス部分を含めた総工費は約8,000万円。

 なお、シェアハウスは現在複数反響が寄せられている状況で、賃貸住宅は1戸が契約、2戸が申込済み。

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