(株)東京カンテイは10日、2016年12月の主要都市圏別の新築小規模一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内。木造で、土地・建物ともに所有権の物件。
首都圏の新築小規模一戸建ての平均価格は4,020万円(前月比0.6%下落)と3ヵ月連続で下落。都県別にみると、東京都は4,937万円(同2.4%下落)と反転下落、一方、神奈川県は3,816万円(同0.3%上昇)とわずかながら反転上昇。千葉県は3,201万円(同1.5%下落)で続落し、埼玉県は3,226万円(同1.1%下落)と反転下落した。神奈川県以外は下落したが変動幅は小さくなっている。強含みとはいえないものの、価格に安定感が出てきている。
近畿圏の平均価格は2,996万円(同0.7%上昇)と反転上昇。大阪府は2,983万円(同2.2%上昇)と4ヵ月ぶりに上昇。兵庫県は3,183万円(同0.8%下落)、京都府は2,980万円(同2.6%下落)といずれも連続下落。大阪府のみ上昇、兵庫県と京都府は引き続き弱含んだ。
中部圏の平均価格は3,413万円(同5.2%上昇)と反転上昇。愛知県は3,649万円(同6.8%上昇)と反転上昇した。