不動産情報サービスのアットホーム(株)は31日、「シングルマザーの住まいの実態調査」結果を発表。全国の20~59歳のシングルマザー618名を対象に調査した。
調査では「実家で暮らしている」と回答したのは全体の24.3%、「実家暮らしではない」と回答したのは75.7%と7割を占めた。そのうち、賃貸住宅に住んでいる人は68.6%、持ち家が31.4%だった。
賃貸住まいのシングルマザーの月額家賃を聞いたところ、「5万円台」(20.0%)が最も多く、4万円台(17.1%)、6万円台(17.1%)と続いた。一方、持ち家住まいで自分で住宅ローンを払っているシングルマザーのローンは、月額5万円台(25.4%)が最も多く、続いて6万円台(16.9%)、7万円台(13.6%)となった。
現在の自宅の広さ(延床面積)については、賃貸で54.0平方メートル、間取りは2DK(24.9%)、3DK(19.9%)の割合が多かった。持ち家では延床面積平均が84.4平方メートル、間取りが3LDK(36.1%)、4LDK(27.2%)の割合が多かった。
エリア選びで重視したことは、「子供の通学のしやすさ」が賃貸が52.0%、持ち家が58.7%とどちらも5割以上を占めた。2位は賃貸では「家賃や価格の相場の安さ」(42.5%)、持ち家では「自分の通勤のしやすさ」となった。
また、「住まい探しに苦労したか」との問いでは、「苦労した」が全体の33.6%。賃貸では37.3%、持ち家では21.3%と、賃貸では4割近くを示した。