(一社)全国不動産コンサルティング協会(JRECA、会長:林 直清氏)は27日、大幸ホール(東京都杉並区)で設立10周年記念社員総会を開催。2018年度事業報告・決算報告、19年度事業計画案・収支予算案などを承認。任期満了に伴う一部理事の改選を実施した。
18年度は、理事会や役員・地区長懇談会等を開催。不動産コンサルティング実務セミナーを実施したほか、共益事業では、全国各地で無料相談会、消費者セミナー等を開催した。会員数は新規18人、退会13人で388人(5月31日時点)となった。
19年度は、地方地区間の連携をサポート。地方地区および広域エリア外の会員に対しては、本部によって会務を執行し、本部主導の入会促進による組織の拡大を行なう。地方地区不在エリアでの会員増は、19年度30人、20年度70人と2期で100人を目標とする。また、地区による相談会、消費者セミナー等を開催するほか、創立10周年記念懇親会も開催する。
冒頭挨拶した林会長は「10年前に発足した当時は、空き家問題は今ほどクローズアップされていなかった。空き家特別措置法が制定され、当協会では、いろいろな問題を研究し、専門家を養成しようと、(一社)全国空き家相談士協会の母体にもなった。中小不動産業者にとっては、大きな糧、指針になってきたと考えている。今後も不動産業界の発展につながるように活動していきたい」などと述べた。