(株)東京カンテイは17日、2019年8月の三大都市圏分譲マンション賃料月別推移を発表した。分譲マンションが賃貸された場合の募集賃料を、1平方メートル当たりに換算して算出している。
首都圏の平均賃料は2,952円(前月比0.6%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都は3,526円(同0.5%上昇)と3ヵ月連続で上昇した一方、神奈川県は2,150円(同0.3%下落)、埼玉県は1,671円(同0.3%下落)と小幅に下落した。千葉県は平均築年数が増加し、1,593円(同1.3%下落)と7ヵ月ぶりに1,600円を割り込んだが、同程度の平均築年数であった18年10月に比べ30円高い水準になっている。
近畿圏は1,881円(同1.3%下落)と3ヵ月ぶりの下落となった。大阪府は平均築年数が1年以上増加、2,107円(同2.3%下落)と下落。兵庫県も1,665円(同0.6%下落)と弱含んだが、いずれもトレンド自体は堅調さを維持している。
中部圏は1,718円(同2.2%下落)。愛知県は1,762円(同2.2%下落)と引き続き下落。賃料水準は年初以来の最低値を示した。