不動産ニュース / 開発・分譲

2022/8/1

穴吹工務店、新潟で自社最大のマンション開発

「ザ・サーパスタワー新潟万代シティ」完成予想モデル
最上階プレミアム住戸のモデルルーム

 (株)穴吹工務店は7月29日、分譲マンション「ザ・サーパスタワー新潟万代シティ」(新潟市中央区、総戸数329戸)の公式ウェブサイトを開設、資料請求受付を開始した。

 同物件は、JR上越新幹線他「新潟」駅徒歩10分に立地する、地上20階建てのマンション。建設地は、JT(日本たばこ産業(株))所有のビル跡地で、商業施設が集積する「万代シティ」内に位置。新潟駅から信濃川へと抜ける並木道「ガルベストン通り」に面する。地上20階建て総戸数329戸という規模は、同社のマンションでは過去最大。新潟市内初のZEH-M Oriented仕様として、床・天井への断熱材施工、Low-Eガラスなどを採用。住戸内の一次エネルギー消費量を29%削減する。建物1階のガルベストン通り側に木調のデッキを設置し、来街者に開放。商業店舗2店舗も誘致する。

 住戸は1LDK~4LDK、専有面積約45~158平方メートル。二重床・二重天井、天井高2,500mm、食洗器、リビングエアコン等が標準。最上階の10戸はプレミアムプランとして、水回りの設備機器を海外製とするなどグレードアップ。また、角住戸を中心にリビング天井カセットエアコン、床暖房、洗面ツインボウルなどを採用したグランドプランを設定。その他住戸も、基本34プランと全戸設計変更対応でニーズに合った住まいを提供する。

 共用施設として、ラウンジ、テレワーク対応の半個室を備えたライブラリー、キッチンを備えたフレックススペース、ゲストルーム2室を用意。各階に防災備蓄倉庫とトランクコーナー、24時間対応のごみ置き場を設置。エントランスのオートロックを顔認証で解除できるセキュリティサービスも導入する。

 マンションギャラリーは9月下旬にオープン。11月中旬から販売を開始する予定。販売戸数・価格は未定。ギャラリーでのプロモーション映像を「バス便の戸建てに住むシニアが住み替えにより第二の人生を謳歌する」内容とするなどして、シニアを中心とした地元富裕層をメインターゲットに、新潟市内一等地を訴求していく。

 同日会見した同社代表取締役社長の徳田善昭氏は「ZEH-M対応は、もちろん環境への配慮が最大の目的だが、それにより省エネ性能が向上し、生活環境が快適になるということをしっかりとお客さまに訴求していく。ここにきて、お客さまのZEHへの評価も高まっている」とし「新潟の一等地であり、まずは地元の富裕層に評価していただくことが重要。最近は、テレワークの普及もあり、都内居住者が地方に戻ってくることも多い。こうした新潟に地縁がある人もターゲットにしながら、2~3年かけてじっくりと売っていく」と抱負を語った。

「まずは地元の富裕層に評価していただくことが大事」と話す、徳田善昭社長
マンション建設地

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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