不動産情報サービスのアットホーム(株)は27日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2023年10月)を発表した。
同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。
賃貸マンションは、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・名古屋市・大阪市・福岡市の7エリアが全面積帯で前年同月を上回った。面積帯別の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が東京都下(前年同月比4.4%上昇、平均家賃6万182円)、30~50平方メートル(カップル向き)は大阪市(同6.9%上昇、同9万4,167円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も大阪市(同15.3%上昇、同13万7,198円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は福岡市(同13.8%上昇、同16万53円)。
ファミリー向きは10ヵ月連続して、全10エリアで前年同月を上回った。中でも、東京都下・札幌市・大阪市・福岡市の4エリアで、15年1月以降の最高値を更新した。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが埼玉県(同4.8%上昇、同5万3,248円)、カップル向きが仙台市(同5.0%上昇、同6万1,421円)、ファミリー向きも仙台市(同8.4%上昇、同7万3,504円)。ファミリー向きが4ヵ月連続して、全エリアで前年同月を上回った。中でも、東京都下・神奈川県・仙台市・名古屋市・福岡市の5エリアで、15年1月以降の最高値を更新した。