三菱地所(株)とエースグループインターナショナルは21日、再開発事業「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)への「エースホテル福岡」(総客室数192室)の出店について合意したと発表した。
「(仮称)天神1-7計画」は、三菱地所初の単館商業ビルとして1989年から2021年まで営業していた「イムズ」跡地の再開発計画。約4,640平方メートルの敷地に、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上21階地下4階建て、延床面積約7万3,960平方メートルの建物を新設する。なお、同計画地は再開発エリア「天神ビッグバン」内に位置する。
エースホテルは、米国シアトル発のホテルブランドで、地域コミュニティの活性化や、カルチャー創出のための場づくりを行なう点などが特徴。「エースホテル福岡」は、アジア2施設目・九州初進出となるエースホテルブランドを冠したホテルとなる。地域に開かれた施設を目指し、宿泊者以外も利用できるラウンジ等を設置。アートや音楽などの文化的プログラムも展開する予定。
三菱地所執行役社長の中島 篤氏は、「まちづくりを担う立場として、その土地を深く理解し、地域文化・コミュニティに寄り添うエースホテルの理念に強く共感している。イムズ跡地の開発にふさわしい、地域の発展に貢献できるホテルブランドであり、今後、同社とともに、地域に愛され、多くの方に足を運んでいただける拠点となるよう、本計画を推進する」などとコメントしている。
建物は24年5月に着工し、26年12月に竣工する予定。同ホテル開業は、27年を見込む。