不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、国際会議において、グループ会社であるアットホームラボ(株)が研究・開発した画像生成AIを活用したホームステージング画像の生成技術に関する研究論文を発表したと公表した。
2024年1月5~8日に開催された国際会議「ICCE2024(The 42nd IEEE International Conference on Consumer Electronics)」において発表したもの。画像生成AIである「Stable Diffusion」に、家具配置をしやすくする「ファインチューニングモデル」(家具配置LoCon)と、間取り保持をしやすくする「ネットワーク」(間取り保持ControlNet)を組み合わせ、部屋の間取りを保持した状態で家具配置が行なえるようにするという研究内容を論文にまとめた。
ホームステージングの画像は、一般的には画像編集ソフトを用いて手作業で作成することが多く、作成には時間・コストがかかっていた。画像生成AIでホームステージングの画像を制作することも可能だが、部屋の間取りを無視した家具配置となる等の課題があった。上記研究は、それらの課題解決に寄与するもの。
なお、同研究はアットホームラボと、東京大学大学院情報理工学系研究科・山崎俊彦教授との共同研究で、「画像生成AIを活用したホームステージング画像の生成技術」に関しては現在特許出願中。