三菱地所(株)は1日、「みやこ下地島空港ターミナル」(沖縄県宮古島市)の北側用地において、太陽光発電事業を開始すると発表。太陽光パネル設置工事に全面着工した。
近隣に余剰の再生可能エネルギーが少ないため外部からの購入が難しいことや、発電規模の観点からPPA事業者の参入のハードルが高いといった課題の解決に向け、塩害対策を施した太陽光パネルおよび蓄電池を導入し、全量自家消費する計画。
太陽光パネルの設置面積は約6,185平方メートル。設置容量は822kW、年間想定発電量は93万kWh/年。年間で646t-CO2のCO2を削減する見込み。運用開始は2025年4月の予定。
同ターミナルでは、従前より自然エネルギーを積極的に活用し「ZEB Ready」の認証を取得している。今回の取り組みにより使用するエネルギーの創出を行ないエネルギー消費量を実質ゼロにすることで、国内空港ターミナル初の最上位認証「ZEB」認証の取得を目指す。