名古屋鉄道(株)は18日、名古屋本線「東岡崎」駅北口および南口周辺で開発を進めている計画において、商業施設を含む開発エリアの総称を「SWING HIGAOKA(スイング ヒガオカ)」に決定したと発表。第1弾として、駅南口直結の商業施設「SWING MALL(スイング モール)」(愛知県岡崎市)を4月25日に開業する。
同商業施設は、延床面積約3,000平方メートル地上3階建て。
外構部分には、岡崎市で採取された片麻岩を地産材として使用するほか、外観デザイン周辺環境になじむ落ち着いた色彩のデザインパネルを採用する。また、地域の特徴的な7種類の環境音をサウンドロゴとして仕上げ、館内放送に合わせて流す計画。
物販店や飲食店、サービス店など計17店舗が出店。3階の一画では、食を通した新たなチャレンジを生むコミュニティキッチン「ひがおか食堂」をスタートする。店舗面積は68.08平方メートル、全26席。月1回からの利用が可能で、出店料は1回につき1万円台から。
今後は、同商業施設の開業に合わせ、徳川家康の産土神として知られる六所神社参道につながる通路の整備を、岡崎市と連携しながら進めていく。北口エリアには、約6,000平方メートルの敷地に、延床面積約1万4,000平方メートル・鉄骨造地上9階建ての店舗、事務所、公益施設を建設する。着工は2027年度内、竣工は29年度内の予定。