不動産情報サービスのアットホーム(株)は26日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年2月)を発表した。
同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・仙台市・大阪市・神戸市・福岡市の9エリアが全面積帯で前年同月を上回った。
面積帯別の前年同月比上昇トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(前年同月比6.0%上昇、平均家賃6万2,182円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同6.5%上昇、同14万6,375円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同16.2%上昇、同10万9,112円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」が京都市(同23.1%上昇、同19万7,317円)。
ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回った。全エリアでの前年同月超えは4ヵ月連続。中でも東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・名古屋市・京都市・大阪市・広島市・福岡市の9エリアは15年1月以降の最高値を更新した。
賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(同4.4%上昇、同5万3,506円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が仙台市(同5.2%上昇、同6万3,083円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が福岡市(同10.1%上昇、同8万4,390円)。
ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回り、東京23区・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・仙台市・名古屋市・福岡市の8エリアが15年1月以降最高値を更新した。