プロロジスは17日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク岡山」（岡山県岡山市）の起工式を執り行なった。
山陽自動車道と瀬戸中央自動車道が結節する「早島」ICから約3.5km、山陽自動車道「倉敷」ICから約9kmに位置し、2時間圏内で中四国エリアの主要都市にアクセスできる立地。国道2号線にも近接し、岡山市中心部まで約30分、倉敷市中心部まで約20分で到達できる。
敷地面積は約1万6,000平方メートル、地上4階建てで、延床面積は約3万3,000平方メートル。マルチテナント型で、緊急地震速報システムや衛星電話、非常用発電機による停電時のバックアップ等を整備し、入居企業の事業継続性をサポートする。1階には中央車路を設け合計29台高床式トラックバースと15台の低床式バースを併設することで多様な物流ニーズに対応する。
また、同物流施設において小規模拠点開設を希望する企業向けのサービス「CROWD SPACE OKAYAMA（クラウド スペース 岡山）」を提供する。
「プロロジスパーク岡山」のような大型の先進的物流施設では、通常1,500坪程度以上の賃借が一般的であるものの、数百坪程度の小規模拠点開発を求める声が多く、同サービスを企画した。
対象となるのは100坪以上で「プロロジスパーク岡山」の利用を希望する荷主等の企業。企業の担当者がプラットフォームに情報を登録し、その後プロロジスの担当者と直接面談。必要な規模や期間、荷物の種類等の内容をヒアリングする。条件が当てはまった場合に、「もう少し受託荷物があれば借りたい」と考えている物流会社や、3PL企業とのマッチングを図り、複数の企業でシェアしたり、3PLへ荷物を預けることで、同施設を利用することができる。
