住友不動産(株)は、住友不動産三田ツインビル西館内(東京都港区三田)に、高級賃貸マンション「ラ・トゥール三田」(109戸)を竣工した。
同社は2000年から、「ラ・トゥール」のブランド名で高級賃貸マンションを展開。2000年6月に竣工した「ラ・トゥール芝公園」を皮切りに、「ラ・トゥール汐留」(56階)など開発を進めてきた。ラ・トゥール三田はシリーズ第9弾。今回の竣工により、総戸数も930戸となった。
「ラ・トゥール三田」は、地上43階、地下2階建て。1階~31階がオフィス、32階~43階が住宅となっている。
敷地面積1万5,206平方メートル。住宅専有面積1万2,184平方メートル。
JR「田町」駅、浅草線・三田線「三田」駅、浅草線・京浜急行線「泉岳寺」駅から徒歩圏で、3駅5路線が利用可能。
1階の専用エントランスにあるフロントでは、宅配便の一時預かり等のサービスを24時間体制で行なうほか、住宅専用のエントランスは、オフィスとは完全に切り離し、約1haの庭園が望めるようにした。10階には空中庭園をはじめ、パーティールームやフィットネスルームも設置した。
各居室には、食洗機やオーブンレンジがビルトイン。冷蔵庫や洗濯乾燥機も完備されている。また、防災センターでの24時間有人管理や、フロントでの来訪者の身元確認、監視カメラによる館内チェックなど、高度なセキュリティシステムを揃えている。ペット飼育も可能。入口やエレベーターなど共用部分は、飼わない入居者に配慮し、異なる動線を設けた。
同社都市管理事業本部賃貸住宅事業部長・高木暁氏は会見で「最大の特徴は、都心立地の高層タワー上層階という特性を生かした眺望。入居者は、外資系サラリーマンや会社経営者・役員などが多く、現在7割の入居が決まっている。競合物件は、六本木ヒルズなど」と述べた。
部屋のプランは25種類。賃料はSTUDIOタイプ(46.29平方メートル)28万円~4ベッドルームタイプ(224.26平方メートル)200万円。
同社では、今後も都心6区(港区、中央区、千代田区、新宿区、渋谷区、文京区)を中心に「ラ・トゥール」シリーズを展開していく方針。2007年1月には、「(仮)ラ・トゥール市谷砂土原」(東京都新宿区、28戸)が竣工する予定だ。