(財)日本不動産研究所は22日、06年9月末時点での「市街地価格指数」を発表した。市街地の宅地価格(商業地、住宅地、工業地、最高価格地)を、毎年3月末と9月末に調査。全国主要223都市の約2,000地点の地価を鑑定評価し、指数化しているもの。
6大都市(東京区部、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)の地価は、住宅地が2.8%上昇(前回調査比1.4ポイントアップ)、商業地は8.9%上昇(同1.2ポイントアップ)。工業地が1.2%上昇(同1.2ポイントアップ)とすべての用途で上昇。全用途平均では、4.6%上昇(同1.3ポイントアップ)となった。2000年3月末の地価を100とした場合の、6大都市の地価は74.5で、全国の地価64.8を上回る。
三大都市圏では、いずれの用途・圏域でも上昇、もしくは下落幅が縮小。東京区部では住宅地が4.8%上昇(同0.3ポイントアップ)、商業地が6.8%上昇(同2.7ポイントアップ)している。
下半期(2006年9月末~2007年3月末)の市街地価格指数の見通しについては、商業地が全国▲1.5%、6大都市9.5%、住宅地が全国▲1.0%、6大都市2.3%、工業地が全国▲1.7%、6大都市1.3%、全用途平均が全国▲1.3%、6大都市4.4%としている。