扶桑レクセル(株)は26日、昨年秋より販売を開始した、栃木県と茨城県で同社初の物件となる「レクセルマンション(LXM)宇都宮」(栃木県宇都宮市、総戸数60戸)と「レクセル(LX)水戸大町」(茨城県水戸市、総戸数77戸)の両マンションが竣工したことを発表した。
同社では、首都圏を中心に、これまで約550棟のレクセルマンションを供給している。市場が地方都市にも拡大していることに加え、高齢化の進展が早い地方都市において、「ユニバーサルデザイン」を広めていきたいとの考えから、昨年秋より地方主要都市でのマンションの供給を開始したもの。
「レクセルマンション宇都宮」は、地上13階地下1階建て、敷地面積1,196.61平方メートル、建築延面積5,921.01平方メートル。JR宇都宮線「宇都宮」駅より徒歩3分。間取りは3LDK~4LDK、専有床面積67.63平方メートル~88.35平方メートル。
購入者は、8割以上が栃木県在住だが、首都圏や宮城県など県外の契約者が約2割となっている。県外在住者の購入動機は、家族や両親との近居や転勤がきっかけという人が多く、中でも、駅に近い利便性の良さや将来の資産性の高さを理由に挙げる人が多かった。購入者の平均年齢は39.6歳だが、「ユニバーサルデザイン」は、年齢を問わず好評だった。
「レクセル水戸大町」は、地上15階地下1階建て、敷地面積1,772.77平方メートル、建築延面積7,748.31平方メートル。JR常磐線「水戸」駅徒歩15分。間取り2LDK~4LDK+L、専有面積66.60平方メートル~108.25平方メートル。
購入者は、9割以上が茨城県在住で、年齢は30歳代が最も多い。「馴染みのエリアで環境のよさを知っていたから」や、「老後住まうのに利便性がいいから」等の立地のよさを購入理由としてあげる人が多く、中でもファミリー層は、物件周辺に教育施設が整っているという教育環境のよさがポイントとなった。
現在、同社における地方都市での供給は、このたび竣工した2棟と、つくばエクスプレス「守谷」駅最寄りの「レクセルプラザ守谷」(茨城県守谷市、総戸数52戸)の計3棟。
今後は、市場の流れや顧客のニーズを踏まえ、北関東エリアでは茨城県のつくば市や群馬県の前橋市などで事業展開に取り組んでいく予定。