大和ハウス工業(株)、小田急建設(株)、小田急電鉄(株)は11日、3社による資本・業務提携を締結した。
同提携により、大和ハウス工業は小田急建設の株式716万8,000株を、小田急電鉄より16億7,000万円で取得。大和ハウス工業は、小田急建設の株式33.1%を保有する筆頭株主となり、小田急建設をグループ傘下に加える。小田急建設の代表取締役社長の雪竹正英氏は退任。大和リース代表取締役会長の高村義明氏が、6月予定の定時株主総会後、新社長に就任する。
また、小田急建設は、大和ハウスグループへの参画に伴い、社名を「大和小田急建設(株)」に変更する。社名変更日は、6月の定時株主総会で決定する予定。
今後、大和ハウス工業と小田急建設は、業務提携に基づいた建築工事に係る協力体制の構築、大和ハウス工業による営業指導、共同技術開発、資材の共同購入、人事交流、資金の調達・運用における相互交流など、経営全般にわたり協力していく。大和ハウス工業と小田急電鉄の間でも開発事業等における協力および推進、情報交流を通じての新規得意先の獲得等について協議を進めていく。