(株)ビルディング企画は13日、2008年2月度の「東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィスビル市況速報」を発表した。08年2月1日~29日までにテナント募集を行なったオフィスビル4,652棟を対象に調査したもの。
東京主要5区の大型ビルの平均募集賃料は、坪当たり3万2,094円(前月比56円増加)と、3ヵ月連続の増加となった。しかし、賃料の高騰は企業移転の繁忙期という季節要因であり「竣工時に満室にならないビルや募集賃料を引き下げるビルなど、07年秋口ごろまでは考えられなかったケースが見られ、先行きの不安材料となっている」と分析している。
一方、平均空室率も2.70%(同▲0.13ポイント)と低下。エリア別では、千代田区1.38%(同▲0.12ポイント)、新宿区2.82%(同▲0.51ポイント)、中央区1.42%(同▲0.13ポイント)、港区4.02%(同▲0.18ポイント)、渋谷区3.84%(同0.28ポイント増)となった。