大和システム(株)が設立した広島若草都市開発合同会社は3月31日、JR広島駅「新幹線口」の再開発区域において、ホテル・商業施設・オフィス・住居を含む複合開発「若草町地区第一種市街地再開発事業『ACTIVE-INTER CITY HIROSIMA(アクティブインター・シティ広島)』を8日に着工すると発表した。
同開発事業は、JR広島駅北口前の施行積約2.9haの土地を活用した複合開発。広島市の陸の玄関である広島駅前における活性化および賑わい創出や利便性向上への貢献がコンセプトになっている。
地上21階地下1階のホテルと地上13階のオフィスが一体化したホテル・オフィス棟、地上9階地下1階のテラス住宅棟、地上33階のタワー住宅棟の3棟からなり、敷地面積は、それぞれ6,468 平方メートル、5,376.10平方メートル、2,916.57平方メートル。大和システム(株)が開発業務受託者となり、施行は広島若草都市開発合同会社、設計は(株)竹中工務店、施工は竹中・広成・砂原共同企業体が請負う。
南街区のホテル・オフィス棟には、中四国での「シェラトン」ブランド初進出となる「(仮)広島シェラトンホテル」が入居。東側に位置するオフィス棟は開放感ある眺望や充実した機能を完備する予定。
北街区のタワー・テラス住宅棟は、総戸数219戸の分譲マンション棟と85戸の賃貸マンションと商業店舗からなるテラス住宅棟で構成。広島駅前という交通利便性と商業施設との複合開発という生活利便性を備え、ファミリーから単身者、外国人までを想定した、バリエーション豊かな住戸タイプを用意した都心型住居となる。
同再開発プロジェクトはタワー住宅棟より着工、続いてホテル・オフィス棟およびテラス棟へと着工していく。竣工は2010年春、開業は秋を予定。