国税庁は1日、平成20年分の相続税および贈与税の課税における土地等の評価基準額(路線価等)を発表した。
評価基準の全国平均額は、1平方メートル当たり14万3,000円(平成19年基準額比10.0%増)となり、3年連続の上昇となった。また、47都道府県のうち14都道府県で路線価が上昇した。
圏域別では、東京圏が35万1,000円(同14.7%増)、大阪圏が17万5,000円(同7.4%増)、名古屋圏が12万2,000円(同10.9%増)、地方圏が5万2,000円(同0.0%)であった。また、都道府県別では、東京都の67万2,000円(同17.5%増)が最高。次いで大阪府が20万1,000円(同8.6%増)、神奈川県が18万2,000円(同7.7%増)と続いた。一方、最も低かったのは、山形県の3万1,000円(同▲3.1%)だった。
なお、都道府県庁所在都市の最高路線価は、東京都中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」が1平方メートル当たり3,184万円(同27.6%増)。以下、2位が大阪市北区角田町「御堂筋」の960万円(同37.9%増)、3位が名古屋市中村区名駅1丁目「名駅通り」の760万円(同23.4%増)となっている。