不動産ニュース / IT・情報サービス

2008/7/3

不動産流通大手5社によるオークションサイト「AUC'S(オークス)」、17日に始動

大手5社が参画するオークションサイト「オークス」トップ画面
大手5社が参画するオークションサイト「オークス」トップ画面

 不動産流通大手の東急リバブル(株)、東京建物不動産販売(株)、野村不動産アーバンネット(株)、三井不動産販売(株)、三菱地所リアルエステートサービス(株)の不動産流通大手5社で運営する不動産オークションサイト「AUC'S(オークス)」(http://www.auc-s.com)が17日に開設される。

 5社は2007年9月、不動産オークション手法の導入による流通市場活性化を目的とした「不動産オークション協議会」を設立。不動産オークション事業の可能性を探っていた。今回のサイト開設で、不動産オークションという販売チャンネルを加えることにより、ユーザーの選択肢と各企業の集客手法の拡大を図る。

 「オークス」は、5社が取り扱う1都4県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城)の住居系不動産を出品。オークション開催期間中は、オークス共同サイトと各社の専用サイトで併行して物件を掲載。販売経路を拡大する。

 出品者(売主)は、必ず会員会社を通じて不動産を出品。入札、出品、契約、引き渡しまで会員企業の営業担当者がサポートする。また、オークション方式は、競り上がり(入札期間終了時に最高価格を入札したユーザーが契約交渉権を得る)とフリービット(入札期間終了後に開札し、最低落札価格以上で最高価格を提示していた入札者が契約権を得る)を選択できる。出品・入札には費用がかからないが、売買契約時には、通常の仲介手数料が必要となる。

 第1回目のオークションは、7月17日に物件公開を開始。22日より入札を受け付け、28日正午に終了する予定。今後は、マーケットニーズやユーザビリティなどを確認しながら、年3回程度を定期的に開催。来年度以降に、出品エリア、開催方法、会員規模などを拡大していく。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年1月号
地域で目立つ企業になるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/12/23

「記者の目」を更新しました


テナント間で『向こう三軒両隣』」を更新しました。ご近所さんと助け合いながら暮らす大切さや文化を表す言葉、「向こう三軒両隣」。近年この言葉が、商業施設のテナント間でも意識されるように。ビジネスライクな関係性を抜け出し、有事の際にも備えた関係性構築の大切さが再認識されています。