三鬼商事(株)は10日、2009年6月末時点の東京のオフィスビル市況調査を発表した。
東京ビジネス地区(都心5区)の空室率は、平均で7.25%(前月比0.29ポイントアップ)と7%を突破した。
大型既存ビルで統合・集約に伴う解約予告や館内縮小の動きが相次いだほか、大型新築ビルの募集面積が増加。
大型既存ビルの空室率は6月末時点で6.72%と前年同月比で3.41%上昇、大型新築ビルの空室率は32.89%と、前年同月比で23.66%上昇した。
また、中型ビル(基準階面積50坪以上100坪未満)の平均空室率は前年同月比より4.01%上昇の8.26%、また小型ビル(基準階面積50坪未満)も前年同月比3.09ポイント上昇の7.41%となった。
なお、大阪ビジネス地区のオフィスビル空室率は、9.19%(同0.63ポイントアップ)と4年5ヵ月ぶりに9%を超えた。