東急不動産(株)は6日、第7回目となる「TOREIT四半期報告」(09年4~6月期)を発表した。
上場JREIT全投資法人の個別物件情報を、四半期ごとに調査・分析しているもの。
それによると、当期の売却物件は6件、取得件数は過去最低の2件と、JREIT市場創設以来、初めて売却件数が取得件数を上回ったことが明らかになった。
また、運用時のNOI利回りが3期連続で上昇。対前期比0.2ポイントアップとなったが、利回りの上昇は期末鑑定評価額の下落によるものが大きいと判断している。
鑑定キャップレートはこの半年で平均26.2bp上昇し、平均5.42%となった。また、鑑定評価額ベースでの資産規模は約5%減少した。