(株)リサ・パートナーズは12日、2009年12月期第2四半期決算を発表した。
当期(2009年1月1日~6月30日)の売上高は57億2,100万円(前年同期:141億9,800万円)、営業利益12億3,100万円(同49億5,100万円)、経常利益4億9,100万円(同38億6,400万円)、当期純利益2億1,600万円(同29億4,300万円)となった。
当期は、金融機関による不動産向け融資の抑制が依然として続くなか、買い手に対する資金供給不足により、需給バランスを失い取引が停滞したことから、全事業において、減収減益となった。
プリンシパル投資事業では、08年に取得した「ホテルJALシティ那覇」が高い稼働率を維持し、事業収益獲得に寄与。また、同社が再生支援を行なった会津東山温泉「くつろぎ宿」の再生が完了し09年1月に投資の出口を迎え回収益を確保するなど安定収益を確保するも、売上高39億4,300万円(前年同期比▲59.2%)、営業利益12億7,700万円(同▲41.2%)となった。
ファンド事業では、全国規模で展開する企業投資ファンドで、新たに地域金融機関および国内年金基金が出資者に加わり、厳しい金融環境下においても投資コミットの増額に成功。売上高10億6,200万円(同▲10.5%)、営業利益6億800万円(同▲18.6%)を計上した。
インベストメントバンキング事業では、新規アドバイザリー案件等の積み上げにより収益を確保するも、売上高9億1,300万円(同▲75.9%)、営業利益1億8,100万円(同▲94.2%)と大幅なマイナスとなった。
通期連結予想については売上高150億円、営業利益57億円、経常利益35億円、当期純利益20億円を見込んでいる。