(株)ゼクスは18日、平成22年5月期(2010年度)を初年度とする3ヵ年を対象とした、新中期経営計画「ゼクスリバイバルプラン2012」を策定した。
経営の基本方針を「ハードからソフト」へと転換。不動産取引に依存していた経営体制を改め、シニア向け住宅などの運営やそれに附帯する関連サービスを軸に、キャッシュフローを重視し、借入れに依存しない体制へと転換を図る。
(1)保有販売用不動産の売却、(2)有利子負債の削減と営業CFの黒字化、(3)継続企業の前提の関する注記(GS注記)の解消、(4)信用力の回復、(5)シニアハウジング&サービス事業をグループの中核事業として位置付け、すでに開業している施設「チャーミング・シリーズ」の入居率を向上、(6)同施設の入居率の向上による信用力の回復、という「復活シナリオ」を描き、これらの実行で有利子負債削減、営業キャッシュ・フローの黒字化を実現するとしている。
さらに、今後の新たな事業として、「環境関連事業」「東アジア(中国・韓国等)向けチャーミング事業コンサルティング」「医療関連事業」にも取り組み、将来の事業基盤の確立に努めていく。
これらの実行により、平成24年(2012)年5月期には売上高100億円、営業利益30億円、経常利益20億円、純利益20億円をめざす。