三井不動産(株)は、同社が参画する「日本橋室町東地区開発」(東京都中央区)の第1弾プロジェクトとなる複合ビル「室町東三井ビルディング」を、10月1日に開業すると発表した。
同ビルは、5街区の総開発面積約1万1,000平方メートル、都市再生特別地区として都市計画決定された同開発の中核プロジェクトで、敷地面積約2,400平方メートル、地上22階地下4階建て、延床面積は約4万1,000平方メートル。地下1階~地上6階部分は、全27店舗の商業ゾーン「COREDO(コレド)室町」(延床面積約3,900平方メートル)、5・6階部分は多目的ホール「日本橋三井ホール」、7階以上がオフィス(同約1万4,000平方メートル)となる。
「(中央)通りの特徴を活かした街の再生」をめざす同開発のテーマに沿い、歴史的まち並みや景観との調和を考え、低層部は石とガラス、高層部をガラス・金属を主体にした圧迫感の素材を採用している。また、環境への配慮として、低層部屋上の緑化などが行なわれる。
「COREDO室町」は10月28日、「日本橋三井ホール」は同30日開業予定。なお、同開発の全体完成は、2014年の予定。