大手マンションディベロッパー8社で構成する、新築マンションポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」は6日、「住んでみたい街アンケート」調査結果を発表した。調査は2010年6月7日~7月4日、MAJOR7参加企業8社の新築マンション情報のインターネット会員約36万人およびMAJOR7サイト上でのアンケート回答者のうち、現住所が首都圏・関西圏の人を対象に実施。首都圏4,501人、関西圏851人から回答を得た。
首都圏の「住んでみたい街」ランキングは、3年連続で「吉祥寺」が1位となり、次いで「自由が丘」、3位「横浜」の順となった。昨年との比較では、「神楽坂」が16位から9位に、「麻布十番」が22位から14位に、「武蔵小杉」が35位から16位に、それぞれ大幅に順位を上げた。また、昨年29位の「新宿」、同21位の「中野」が04年の調査開始以来初めて20位以内にランクインした。
上位3位および上昇幅の大きい街での共通選択理由は、交通および生活の利便性、商業施設・飲食店の充実が挙げられ、上位3位の特徴としては「好きな沿線だから」、「街並みがきれいだから」という理由が挙がった。
首都圏の「今後発展して更に暮らしやすくなりそうだと思う街」のランキングでは、「東京スカイツリーの建設が進む押上、墨田周辺エリア」が選択率15.1%でトップとなった。そのほか、「二子玉川周辺エリア」(選択率13.2%)、「五反田、大崎、品川周辺エリア」(同7.8%)、「武蔵小杉周辺エリア」(同6.5%)、「豊洲周辺エリア」(同5.9%)が上位を占めた。
一方、関西圏の「住んでみたい街」のトップ5は、「芦屋」、「西宮」、「神戸」、「夙川」、「岡本」の順で、昨年同様すべて兵庫県下の街がランクインした。昨年との比較では、「千里中央」が10位から6位に、「茨木」が14位から8位に、「箕面」が19位から14位に、「天王寺」が23位から15位にと、大阪府の街が大きく順位を上げた。
上位および上昇幅の大きい街での共通選択理由は、「交通の便がよい」、「街並みがきれいだから」が上位に挙がり、今回順位を大きく上げた「千里中央」と「茨木」を選んだ理由の上位には、「商業施設の充実」(3位)が挙げられた。