大和ハウスグループの大和リース(株)は11日、災害時に緊急対応する最前線基地としての機能を持った、緊急災害救援ユニット「EDV-01」を開発したと発表した。
「EDV-01」は、自己完結型緊急前線機能建物。20フィートコンテナサイズ(ISO規格)で、緊急時に陸・海・空、あらゆる輸送手段でスムーズに運搬でき、どこにでも設置が可能。しかも現場での建築施工を行なわずに、設置後すぐに使用することができる。
また、水・電気・通信など独自のライフラインが備わっており、大人2名が約1ヵ月にわたり活動することができる。
コンテナの外壁が上昇し、約260秒で2階建てに変化し、活動スペースを確保。使用・撤去時にも現地に廃棄物を排出しないといった特長を持つ。
応急仮設住宅の建設に携わってきた同社のノウハウを結集した移動型建物のプロトタイプで、今後必要であれば商品化も検討する予定。
なお、1月中旬より約半年間、大和ハウス工業総合技術研究所(奈良県奈良市左京6丁目6-2)にて、実物展示を行なう。詳細は「EDV-01」スペシャルサイト(http://www.daiwalease.co.jp/edv-01)まで。