不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは4日、2011年4月期の「投資用・居住用不動産の市場動向」を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された全国の投資用不動産、東京都内の居住用不動産を対象に分析した。
投資用1棟物件における表面利回りは、マンションが鉄筋コンクリート造9.33%(前月比▲0.28ポイント)、鉄骨鉄筋コンクリート造10.04%(同0.09ポイントアップ)、アパートが鉄骨造10.47%(同0.20ポイントアップ)、木造10.76%(同0.16ポイントアップ)と、鉄筋コンクリート造マンション以外は、家賃収入に対して物件価格が下落傾向にある。
一方、投資用区分所有マンションの表面利回りは10.27%(同▲0.64ポイント)と低下した。
また、東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション52万5,900円(同▲2万2,000円)、一戸建て41万9,700円(同▲7万4,900円)と、物件価格の下落傾向が鮮明となった。