三井不動産販売(株)は、9月19日の「敬老の日」を前に「シニア世代の“住みかえ”に関する意識調査」を実施、その結果を発表した。首都圏1都3県に自宅を持ち、住替えを検討する50~80歳代の既婚男女を対象に実施したもので、サンプル数は516人。
理想の住替え先については「都会(利便性の高い駅近物件など)」が75.6%と4分の3を占め、「田舎(自然に囲まれたのんびりした物件など)」の24.4%を大きく引き離した。また現在のエリアと検討中の住替えエリアを尋ねたところ、いずれのエリアにおいても半数以上の人が「現在の住まいと同じエリアに住み替えたい」と回答。住み慣れた現在の住生活環境を変えたくないという意向が強いことがわかった。
住み替える物件周りの環境として重視するものについては、1位が「スーパーなど買い物する店が近くにある」が55.8%でトップに。2位は「交通の利便性が良い場所」(45.2%)、3位は「最寄駅が近い」(40.7%)となった。
物件に求める条件については、1位は「日当たり」(53.7%)が過半数を占め、以下、「防犯性」(43.4%)、「新耐震物件」(36.6%)と続いた。
子供との同居の意向について尋ねたところ、「すでに一緒に住んでいる」(25.6%)と合わせると、6割近くが子供との同居を希望しているという結果に。しかし、世代別では男女ともに年齢が高くなるにつれて「一緒に住みたいとは思わない」傾向が高くなり、70歳以上では50%という結果となった。