三菱地所(株)は12日、中国四川省成都市での大規模住宅開発事業に参画すると発表した。
シンガポールのSurbana社との共同事業に、SPCを通じてエクイティ総額の30%を出資するもの。計画地は、同市中心部より約15kmに位置。近年、中国政府が推進する西部大開発の拠点としてさらなる成長が見込まれてるエリアで、地下鉄の開通やホテル・商業・医療施設の誘致が予定されるなど、今後住宅地としての成熟が見込まれている。開発面積は約7万5,000平方メートル、延床面積は約30万平方メートル。計画地内に約3,400戸の住宅を建設する。着工は12年末の予定。
同社は、2011年上海駐在員事務所を開設。アウトレット事業、住宅と商業施設の複合開発を行なったほか、上海市での大規模住宅事業への参画も決定。今後も、アジアでの新規事業企画に積極的に取り組んでいく考え。