不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/6/21

マンション賃料インデックス、23区の下げ止まり感強まる/アットホーム、三井住友トラスト基礎研調査

 アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は21日、2012年第1四半期のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームの全国不動産情報ネットワークで成約した全国10都市の賃貸マンションを対象に、四半期ごとに調査しているもの。09年第1四半期を基準点とした連鎖型の指数。

 今期の全国主要都市の総合賃料指数は、札幌市101.97(前期比0.27ポイントアップ)、仙台市109.21(同3.49ポイントアップ)、名古屋市96.14(同▲3.17ポイント)、大阪市105.89(同1.70ポイントアップ)、東京23区95.63(同0.95ポイントアップ)、横浜・川崎市99.11(同0.87ポイントアップ)、埼玉東南部98.42(同1.37ポイントアップ)、千葉西部96.60(同0.63ポイントアップ)、福岡市96.81(同1.02ポイントアップ)、大阪広域97.15(同1.08ポイントアップ)。前期比では、名古屋市のみが下落となったが、横ばい、上昇、下落が入り混じる結果となった。

 東京23区はほぼ横ばい基調だったが、物件種別では、シングルタイプ(18~30平方メール未満)が95.00(同0.38ポイントアップ)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル未満)が96.45(同1.10ポイントアップ)、ファミリータイプ(60~100平方メートル未満)が91.33(同1.41ポイントアップ)とすべてで指数がアップ、コンパクトとファミリーが上昇に転じるなど、下げ止まり感が強まっている。賃貸マンションの新規供給が過去最低レベルにまで落ち込み、既存物件の稼働率が改善。賃料調整の動きが収束しつつあることが要因とみられる。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年2月号
時代とともに変わる、シェアハウスの形
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/5

「月刊不動産流通2025年2月号」発売中!

月刊不動産流通25年2月号販売中♪
特集は「多様化するシェアハウス」。かつてはコスパを求め住む人が多かったシェアハウスですが、最近は新たな出会いや価値観に触れる場として、あえて選ぶ人が増加。とある物件では多様な世代・世帯が1つの家族として子育てをしているそうで…!