(株)東京カンテイは20日、2012年8月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,818万円(前月比▲0.2%)と、8ヵ月連続の下落。都県別では、東京都が3,640万円(同0.0%)と横ばいだったが、神奈川県2,425万円(同▲0.1%)、埼玉県1,806万円(同▲1.5%)、千葉県1,817万円(同▲0.5%)と下落基調となった。また、首都圏全域の前年同月比は他の都市圏に比べて下げ幅が大きく、下落基調が鮮明化しつつある。
近畿圏の中古マンション価格は1,787万円(同▲0.5%)と再び下落、6月に記録した年初来の最低値を更新した。大阪府1,813万円(同▲0.8%)、兵庫県1,806万円(同▲0.7%)と、主要エリアが揃って下落したことが圏域平均の弱含みの主な要因としている。中部圏は1,478万円(同▲1.0%)、愛知県は1,501万円(同▲1.4%)と、再び下落した。