(株)Rバンクは28日、同社2物件目となる賃貸アパート1棟リノベーションプロジェクト 「太陽荘」(東京都新宿区、総戸数3戸)のメディア向け内覧会を開催した。
同物件は、東京メトロ東西線「早稲田」駅徒歩7分に位置する、築45年、長屋形式の木造2階建て。地元企業の経営者であるオーナーの意向により、愛着のある建物をリノベーションによって地域に根差したコミュニティのある賃貸住宅をテーマに転換した。老朽化が激しかったこと、耐震性が不足していたことなどから、躯体以外はほぼ刷新、耐震補強も実施している。
1階部分に設けた共用庭は、各居室間の境がなく共同利用できるスペースとすることで、コミュニティ形成を促すつくり。また、居室内の1階はコンクリート敷きとし、土間とすることで、庭と一体利用しながら、例えば、陶芸の創作、バイク置き場など、入居者が土足のまま自由に活用できる空間とした。また、天井・壁・床は合板などを利用して改装することで、塗装や棚付けなどの一定の改装を可として、クリエイティブ性の高い学生や社会人を主な入居者ターゲットとしている。工費は約1,600万円。
賃料は10万6,000~11万円(別途共益費2,000円)。間取りは1DK(メゾネットタイプ)、 専有面積は約38平方メートル。現在、1戸が契約済みで、美容師とアパレル会社勤務の夫婦だという。10月1日より入居開始。
同社は、今後も入居者による改装可能な賃貸物件を積極的に取り組んでいく方針。