国土交通省は31日、2012年9月の建築着工統計調査結果を発表した。
同月の新設住宅着工戸数は7万4,176戸(前年同月比15.5%増)、新設住宅着工床面積も664万8,000平方メートル(同12.6%増)と、ともに4ヵ月ぶりの増加となった。季節調整済年率換算値では86万6,000戸と、11年全体(84万1,000戸)を上回っていることから、持ち直しの動きは緩やかながら継続している。
利用関係別では、持家が2万8,125戸(同12.6%増)、貸家は2万6,253戸(同35.4%増)とともに3ヵ月ぶりの増加となった。分譲住宅は1万9,410戸(同4.8%増)、マンションも9,219戸(同1.8%増)、一戸建住宅は1万135戸(同7.9%増)と、すべて先月の減少から増加へ転じている。