東京建物(株)は13日、2012年12月期決算を発表した。
当期(12年1月1日~12月31日)は、連結営業収益1,941億6,100万円(前年同期比16.3%増)、営業利益308億9,200万円(前年同期:営業損失6億7,800万円)、経常利益217億4,100万円(同:経常損失108億7,500万円)、当期純利益102億4,300万円(同:当期純損失717億7,400万円)と黒字転換した。
主力のビル等事業は、「大手町フィナンシャルシティ ノースタワー」(東京都千代田区)などの竣工に加え、「東京建物八重洲ビル」(東京都中央区)が通期稼働などが寄与。営業収益674億9,900万円(前年同期比54.9%増)、営業利益331億6,400万円(同354.1%増)を計上した。
住宅事業は、「Brillia大井町ラヴィアンタワー」(東京都品川区)などの売り上げや、開発用不動産の売却などを計上。たな卸資産評価損及びSPC評価損47億6,000万円を営業原価に計上した結果、営業収益866億1,200万円(同3.2%増)、営業利益9億8,300万円(前年同期:営業損失13億1,700万円)となった。
次期は、営業収益2,150億円、営業利益210億円、経常利益120億円、当期純利益80億円を見込む。