(一社)日本ツーバイフォー建築協会は31日、2013年度第1回定時社員総会を開催し、13年度事業計画などを承認・可決した。併せて、臨時理事会を開き、任期満了に伴う役員の改選を実施。新会長に、市川俊英氏(三井ホーム(株)顧問、次期社長)を選任した。
13年度は、重点事項として(1)枠組壁工法技術基準告示の改正の実現を図り、「設計の手引き」等の改訂発行および講習会を行なう、(2)住宅性能表示制度、長期優良住宅制度、低炭素住宅認定制度の普及・推進のための業務効率化の研究・提案および諸制度(省エネ基準改正等を含む)の告知、(3)枠組壁工法オープン化後40周年キャンペーンなどによる、消費者のツーバイフォー工法への認知度・好意度・理解度の向上などを盛り込んでいる。
同日会見した市川新会長は「4月より一般社団法人として業務を開始し、来年8月の工法オープン化後40周年という節目の時期に大役を務めることとなった。ツーバイフォー住宅の着工戸数は累積200万戸を超え、3年連続で増加している。医療・福祉施設を中心としての利用も累計2,000棟を超え、その耐火構造への支持が拡大されていると強く感じている。この流れをさらに推し進められるよう、普及拡大に努めていきたい」などと述べた。