（公財）不動産流通近代化センターは14日、新資格制度「宅建マイスター養成講座」を発表した。
同講座は、宅建業のエキスパートを養成することを目的に開始するもので、これまで比較的経験の浅い実務者に向けて開催してきた「不動産基礎研修」「媒介業務フォローアップ研修」など不動産教育研修宅建コースの中の最上位講座。受講者は重要事項説明、取引の安全確保、価格査定等、宅建業のプロフェッショナルを極める上で重要な「調査に関する実践知識」を習得できる。
ウェブ通信講座（50単位／50時間）と3日間の集合研修を開催。研修最後に修了試験を行ない、修了者に対し「宅建マイスター」の称号を付与する。受講資格は、宅建主任者資格登録後、実務経験3年以上であること。受講料金は4万5,000円。
「宅建マイスター」資格者は、「マイスターメンバーズクラブ」（年会費無料）に属しながら、専用サイトにて専門知識の追加取得や会員限定の研修受講などが可能。
なお、同クラブを3年間継続し、論文提出などの要件を満たした人を「フェロー」として認定。「フェロー」認定者は「宅建マイスター」集合研修の講師資格を得ることができる。またフェローには「フェロープラチナカード（仮称）」を授与し、さまざまな特典を要する予定。
第1回目の講座募集受付は12月9日より開始。集合研修は2014年2月25～27日に東京で開催予定。詳細は同センターホームページ参照。
