三菱地所(株)と三菱商事(株)は、丸ビルが開業1周年を迎える9月6日より、同ビルの駐車場でETCの中核通信技術であるDSRC(※)技術を応用した駐車場料金決済サービスを開始すると発表した。民間の駐車場としては日本初。
同サービスは、新型の多機能車載器を搭載した車輌を感知すると、入出庫口が自動で開閉、指定のクレジットカードの口座から自動的に駐車場料金が精算される仕組み。駐車場利用の手続きが簡素化することで利用者のストレスを軽減、他駐車場との差別化を図ることができる。
当初は主に月極駐車向けにサービスを展開するが、今年度中に、「丸の内カード」(三菱地所が発行する丸の内圏ポイントカード)所有者を対象とする時間駐車向けにもサービスを拡大する予定。併せて、サービスを提供する駐車場も順次増やしていく。
また、三菱地所では、丸ビル開業1周年企画として、9月6日~28日の土・日・祝日に限り、丸の内周辺エリア約8,000台の駐車場を1時間無料とするサービスを行なうほか、各駐車場で1,000円以上利用した場合につき抽選で10名に多機能型ETC(DSRC)車載器をプレゼントする。
※DSRC…Dedicated Short Range Communication。高速道路の自動料金収受(ETC)で採用されている、路側機と車載器によって構成されるシステム。ガソリンスタンドやファーストフードのドライブスルーでの自動決済や、カーナビと連動した車内広告の配信、車内からのサービス予約などにも応用可能な双方向の移動通信システム。