三井不動産(株)と日本郵便(株)は、開発を進めてきた「札幌三井JPビルディング」(札幌市中央区)が8月1日に竣工すると発表した。
同ビルはJR「札幌」駅より徒歩5分に立地し、敷地面積は5,517.63平方メートル。鉄骨造、一部鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造の地上20階地下3階建て。延床面積は6万8,192.35平方メートル。6~19階をオフィス、地下1~地上4階を商業施設として貸し出す。
札幌の都市中心部の北3条通と駅前通りの結節点に位置し、札幌都心部を活性化するためのさまざまな施策を打ち出した。地上部に広場を整備し、広場に面して商業店舗を配置。建物2階にはアトリウム空間、5階には国の重要文化財である「赤れんが庁舎」などを望む眺望ギャラリーを設置する。このほか、地下3階には(株)北海道熱供給公社の地域冷暖房設備を導入する。
オフィス部分は561坪の無柱空間を提供。最大11区画まで分割できるなど、多様なテナントニーズに対応する。また、入居テナントのBCP対策として、制震構造の採用するだけでなく73時間対応の非常用電源、最高ランクの耐震性を持つ非常用昇降機も導入する。
商業施設「赤れんがテラス」のオープンは8月28日を予定。