大和ハウス工業は10日、東京都新宿住宅展示場(東京都新宿区)の全棟建て替えに伴い、モデルハウスをニューアル・オープン。9日に報道関係者に公開した。
想定ターゲットは、都心の60歳代親世帯の敷地に30歳代子世帯が同居する建て替え需要層で、3階建ての店舗併用二世帯モデルとなっている。
同社オリジナルの音の響きを追及した快適防音室「奏でる家」を取り入れたのが一番の特徴で、親世代を中心に、自宅で高級音響機器や楽器演奏、ホームシアターを楽しめる防音ライフを提案する。
防音室は、ピアノやギターだけでなく、ドラムなどの音量が大きい楽器にも対応する防音性を備え、独自の音響アイテム「コーナーチューン」で美しい響きも追及。一般的なユニット型の防音室より天井が高く、スぺースも広く取ることができ、さらに防音ガラス扉「サウンド・シャット・スクリーン」の設置で、明るく開放的な空間を実現した。
防音性能に優れた戸建住宅商品「xevo(ジーヴォ)」をベースに設計・施工するため、専門会社の約4分の1の価格で提供できるという。モデルルーム仕様で380万円(「サウンド・シャット・スクリーン」を導入しない場合は250万円)。
そのほか、2階の子世帯の住空間では、市街地でもプライバシーを保ちながら利用できるテラス「エアリビング」を設置し、心地よい暮らしを提案する。また、同モデルハウスは2020年省エネ基準に対応する、2重断熱工法に創エネ機器を組み合わせたZEH仕様となっている。
来場目標は年間700組。