(株)不動産経済研究所は9日、超高層マンション市場動向(2015年3月末時点)を発表した。
全国で15年以降に完成を予定している超高層マンション(20階建て以上)は262棟・10万1,450戸。前回調査(14年3月末時点)比で75棟・2万5,910戸増加した。
エリア別では、首都圏が178棟・7万7,824戸(前回調査比42棟・1万7,825戸増)で、全国に占めるシェアは76.7%(同2.7ポイント減)。
近畿圏は38棟・1万3,661戸(同12棟・4,014戸増)で、シェアは13.5%(同0.7ポイント増)。
その他地区では、兵庫県8棟・2,546戸でシェア2.5%(同0.7ポイント増)、福岡県10棟・2,004戸でシェア2.0%(同1.5ポイント増)、広島県6棟・1,652戸でシェア1.6%(同0.2ポイント減)、愛知県8棟・1,494戸、シェア1.5%(同0.2ポイント減)、北海道3棟・1,265戸、シェア1.2%(同0.5ポイント減)となった。
なお、14年に全国で完成した超高層マンションは、45棟・1万1,355戸(首都圏24棟・5,620戸、近畿圏17棟・5,091戸、その他4棟・644戸)であった。
同社では、「今後は、東京都心部や湾岸エリアの好調な市況に支えられて新たな超高層大規模開発や複合再開発プロジェクトなどが数多く控えており、17年までは年2万戸前後の竣工が続く」と見込んでいる。