三幸エステート(株)は9日、2015年3月末時点の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京23区、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市)の大規模ビル(基準階床面積200坪以上)マーケットのデータをまとめた。
東京都心5区のオフィスマーケットは、空室率3.82%(前月比0.19ポイント減)、現空面積は20万327坪(同9,686坪減)となった。空室率は再び低下に転じ、3%台に。同月は新規供給が低水準にとどまったことに加えて、既存ビルを中心に拡張目的での移転・内部増床ニーズが顕在化し、空室率を押し下げる結果となった。
1坪当たりの募集賃料は1万9,411円(同9円下落)、募集面積は52万3,223坪(同4万2,830坪増)だった。
全国6大都市の空室率は東京23区4.2%(同0.2ポイント減)、札幌市5.5%(同0.6ポイント減)、仙台市10.6%(同0.3ポイント増)、名古屋市5.2%(同0.7ポイント減)、大阪市6.6%(同0.2ポイント減)、福岡市4.9%(同変化なし)となった。