(株)シンクロ・フード(東京都渋谷区、代表取締役:藤代真一氏)は8日、「飲食店の空き店舗率が高いエリア」の調査結果を公表した。
同社が運営する飲食店向けのサービスをワンストップで提供するサイト「飲食店.COM」で公開中の空き店舗物件と飲食店データを基に、空き店舗物件数(約2,189件)を飲食店舗数と空き店舗物件数の和で割り、比率を算出した。
東京23区において、飲食店の空き店舗率が高いエリアは、「渋谷区」(5.62%)がトップ。次いで「杉並区」(5.31%)、世田谷区(4.54%)となった。「渋谷区」に関しては、出店数が多く、飲食店の入れ替わりも多いことから、空き店舗率が高い傾向がみてとれた。また、「杉並区」や「世田谷区」は住宅立地での閉店率が高いことが要因。
一方、空き店舗率が低いエリアはトップから「中央区」(2.32%)、「品川区」(2.77%)、「千代田区」(2.83%)となった。銀座や神田などの飲食店開店数は比較的多いものの、物件供給数が渋谷区と比べて半数程度と少なく、空き店舗自体が出にくい状況であることがうかがえた。