(株)Rバンクは29日、同社がコーディネートしたDIY可能な戸建賃貸住宅(東京都文京区)を公開した。
築42年、木造2階建て。延床面積129.81平方メートル。有楽町線「護国寺」駅徒歩6分の閑静な住宅街に立地。オーナーの私有地内にある戸建住宅で、以前は住宅兼事務所として利用されていたが、数年空き家状態だった。
同社はオーナーから有効活用の依頼を受け、当初オーナーの希望もありシェアハウスを検討したが、法規制や周辺環境の観点から、入居者がDIYできる賃貸住宅として活用することにした。同社で手掛けるDIY可賃貸では6弾目、そのうち戸建ては3弾目。
素人では工事が難しい水回り設備はすべて刷新。床や壁などは必要最低限の補修にとどめた。工事費用は約750万円。リーシング、管理も行なっていく。賃料は24万円。間取りは5LDK。規定内のDIYであれば原状回復費用は不要。
先週より募集を開始。これまで地元のファミリー世帯を中心に5組ほど内見に訪れており、立地や広さ、デザインが好評だったという。12月10日(土)に一般向け現地内覧会を開催する。
「DIY可賃貸、中でも戸建ては、供給量も少なく反響が高い。今回の物件は広いタイプではあるが、SOHO利用も可能としているので、建築関係者等を中心に需要があると見込んでいる」(同社プロパティマネジメント部マネージャー・作田真弓氏)。
なお、同社への戸建住宅活用・賃貸化の相談は増加傾向にあり、現在数件が進行中。そのうちの1物件は、赤羽でシェアハウスとして貸し出す予定。