日本リテールファンド投資法人(JRF)は28日、不動産投資信託(JREIT)のための不動産投資物件として「ビックカメラ立川店」(東京都立川市)の不動産信託受益権を取得すると発表した。
JRFでは、同物件が大型商業施設が集積する立川駅北口エリアに立地し、駅から徒歩1分程度とアクセスが良好な場所に位置すること、およびテナントにはマスターリース契約(残存約6年間の普通借家契約)に基づき、ビックカメラグループ企業が大部分を占め、別館地下1階、2階には東京電力が変電所として入居していることなどを評価。売り主の(株)伊勢丹より、119億2,000万円で取得することを決定した。
1970年竣工の同物件は、鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付8階建ての本館と、鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付3階建ての別館とで構成。テナントは(株)ビックカメラ(総賃貸可能面積20,983.43平方メートル)と東京電力(株)(同727.47平方メートル)の2社で、稼働率は100%。
9月29日に信託受益権売買契約を締結、同日売買を実行する予定となっている。